Masaki Suda|アーティスト・作家|1993年生まれ
大阪出身の俳優・歌手。『仮面ライダーW』でデビューし、単館系からテレビまで幅広く活躍。アイドル性と演技派の二面性を併せ持つ稀有な俳優とされる。
菅田将暉は1993年2月21日、大阪府箕面市に生まれた。本名は菅生大将(すごう たいしょう)で、弟にシンガーソングライターのこっちのけんと、俳優の菅生新樹がいる。中学生の頃から梅田でスカウトされるようになり、2008年の第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでファイナリストに選ばれたことをきっかけにトップコートに所属。2009年9月から平成仮面ライダーシリーズ『仮面ライダーW』の主人公の一人・フィリップ役で俳優デビューし、これが連続テレビドラマ初出演・初主演となった。16歳での主演はシリーズ最年少で、撮影初日に「君たち次第でこの長い仮面ライダーの歴史が終わるかもしれない」と告げられ、強烈なプレッシャーを感じたという。過酷な撮影のため高校はほとんど通えず、レポートと試験で卒業した。
役者デビュー直後はアイドル的な仕事が多かったが、事務所の反対を押し切って年齢制限のある映画『共喰い』のオーディションを受け、2013年に同作で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。これ以降、単館系の文芸作品にも数多く出演するようになった。青山真治監督との出会いを転機に挙げ、映画の一部門としての「俳優部」という考え方を学んだという。2015年にはテレビ朝日系『民王』、KDDIの「au三太郎シリーズ」の鬼ちゃん役でお茶の間にも顔が知られ、2016年のブレイク俳優ランキング第1位に選ばれて、アイドル性と演技派の二面性を兼ね備えた俳優と称されるようになった。
2017年には映画『あゝ、荒野』で第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞と芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。同年3月にはシングル「見たこともない景色」でソロ歌手として音楽活動を開始し、「さよならエレジー」「まちがいさがし」などのヒットを放った。役作りで作品ごとに体型や声が変わるため同じ歌い方ができないといい、「役者は他人のため、音楽は自分のため」をモットーとする。2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では源義経を演じた。趣味は洋服作りで、2021年には女優の小松菜奈と結婚、2024年に第1子が誕生している。脚本家や監督からは、多面的で矛盾を抱えた稀有な俳優と評されながら、俳優と歌手の二足のわらじで走り続けている。身長や血液型、長男であることなど自身のデータが「普通」であるため、どんな役にも寄せやすいと分析している。役作りに合わせて髪型や体型を頻繁に変え、『あゝ、荒野』ではボクサー役のため大幅に増量し、『海月姫』では女装のため減量と骨盤矯正を行った。感覚的でありながら理論的にも語れる両面を持つ稀有な俳優として、数多くの監督から絶大な信頼を寄せられている。お笑い芸人全般を敬愛し、最も好きなダウンタウンとは緊張のあまり共演をNGにしているという一面も持つ。