マツコ・デラックスの年表

Matsuko Deluxe|アーティスト・作家|1972年生まれ

歯に衣着せぬ語り口と女装の出で立ちで知られるコラムニスト・タレント・司会者。数多くの冠番組を抱える人気タレント。

マツコ・デラックスの人生紹介

編集者から国民的タレントへ

1972年、千葉市に生まれる。本名は松井貴博。生まれつき心臓が弱く、10歳で手術を受けた経験を持つ。高校卒業後は美容専門学校へ進み美容業に就くが「何か違う」と感じ、ゲイ雑誌『Badi』の編集部に転職。記者・編集者として活動した。28歳で退職して実家に引きこもっていたところ、編集者時代の記事を読んでいた小説家・中村うさぎに「あんたは書くべき人間」と文才を見出され、対談集のゲストに抜擢されたことが世に出るきっかけとなる。2002年ごろから、巨躯と女装という独自の出で立ちで、タレント活動とコラム執筆を始めた。「デラックス」は少しだけ豪華にしようと付けた名で、本人は消去法で残ったものだと語っている。

歯に衣着せぬ語りで人気に

2005年、TOKYO MXの情報番組『5時に夢中!』のコメンテーターとして登場。相手の役職にかかわらず特別畏まった敬語を使わないという信条のもと、物事の本質を突く率直な語り口で支持を広げていく。2009年には初の冠番組『マツコの部屋』が始まり、以降『マツコ&有吉の怒り新党』『月曜から夜ふかし』『アウト×デラックス』など多くのレギュラー番組を抱えるようになった。2017年には『怒り新党』の後継として有吉弘行との『マツコ&有吉 かりそめ天国』も始まる。

唯一無二の立ち位置

2010年のドラマ『ナサケの女』でドラマに初出演するなど活動の幅を広げ、2019年時点で8本ものレギュラー番組を持つ超人気タレントの地位を確立した。『マツコの知らない世界』では、さまざまな分野に没頭する人々と向き合い、その熱量を引き出す司会を見せる。元NHKアナウンサーの加賀美幸子や美輪明宏を敬い、明石家さんまと黒柳徹子を芸能界の別格の存在として頻繁に名を挙げる。2021年からはさんまと組んだ『週刊さんまとマツコ』も始まった。

コラムニストとしての活動も続け、『Badi』編集者時代に培った観察眼と筆致で、世相や人間模様を鋭く、ときにユーモラスに切り取る。女装やセクシュアリティについて率直に語り、同性愛者をめぐる差別的な発言には公然と異を唱えるなど、社会的なテーマにも物おじせず発言してきた。相手がどんな立場でも対等に向き合い、建前を嫌って本音で語るその姿勢は、多くの視聴者の信頼を集めている。

美容業、バスガイド、人工スキー場の従業員など、ブレイク前にさまざまな仕事を経験したことも、幅広い話題に通じる土台となっている。中森明菜やハロー!プロジェクトを愛するファン心、車や地図への造詣など、多彩な趣味と知識を番組で惜しみなく披露し、視聴者を飽きさせない。歯に衣着せぬ物言いの奥にある温かさと知性こそが、老若男女を問わず幅広い層に愛される理由であり、体調不良による休養や入院を経ながらも、テレビ界で代えのきかない独自の存在感を放ち続けている。

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