Kou Shibasaki|アーティスト・作家|1981年生まれ
映画『GO』で頭角を現し、歌手・実業家としても活動する多面的な女優。
柴咲コウは東京都豊島区に生まれた。芸名はかわかみじゅんこの漫画の登場人物「柴崎紅」に由来する。14歳のとき池袋でスカウトされ、高校入学後に事務所へ所属、16歳で芸能活動を始めた。1999年の化粧品CMで注目され、2000年の映画『バトル・ロワイアル』や2001年の『GO』での演技が高く評価される。特に『GO』では日本アカデミー賞最優秀助演女優賞やキネマ旬報ベスト・テン最優秀助演女優賞などその年の映画賞を総なめにし、女優としての地歩を築いた。『世界の中心で、愛をさけぶ』『日本沈没』『県庁の星』など話題作に相次いで出演している。
北海道出身の両親のもとに生まれ、自身も北海道に別荘を持ち二拠点生活を営む。2018年には全世界向けの英語楽曲を制作し、国外ではMuseK(ミュゼック)名義で歌手活動を行う。2020年にはYouTubeチャンネルを本格始動し、「美しく生きる」をテーマに環境やライフスタイルに関する企画を発信するなど、表現者としての活動領域を広げ続けている。
2002年にシングル「Trust my feelings」で歌手デビュー。2003年には映画『黄泉がえり』の主題歌「月のしずく」をRUI名義でリリースし、オリコン1位・ミリオンを超える大ヒットとなった。多くの楽曲で自ら作詞を手がけたことでも知られ、2008年には2枚のベストアルバムを同時リリースしオリコン初登場1位を獲得した。ドラマでも『GOOD LUCK!!』が最高視聴率37%を記録し、2007年の『ガリレオ』も大ヒット。2013年には全編英語に挑んだハリウッド映画『47RONIN』でキアヌ・リーブスと共演し、2017年にはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で井伊直虎を演じ、NHKドラマ初出演にして大河の主演を務めた。2020年には朝ドラ『エール』で連続テレビ小説に初出演している。
19歳のとき乳がんで母を亡くした経験は、後に「衣・食・住」をテーマとする事業の基盤となった。2016年にはエンタメ・コマース事業を行うレトロワグラース株式会社を設立しCEOに就任、サステナブルなファッションブランドや食品ブランドを手がけ、環境特別広報大使も務めるなど環境問題にも関心を寄せる。2020年にはデビュー以来所属したスターダストプロモーションを離れ、自身の会社でマネジメントを行うなど、女優・歌手の枠にとどまらない多面的な活動を展開している。
『オレンジデイズ』『ガリレオ』『わが家の歴史』などの共演者と長く交友を続け、人見知りだが情に厚い人柄でも知られる。猫好き・読書好きとしても知られ、ミュージシャンの平沢進の長年のファンを公言するなど、独自の感性を持つ。VOCALOID技術を用いた歌声合成ソフト「ギャラ子NEO」のベースにも自身の声が用いられた。