Marie Curie|科学者・発明家|1867年11月7日生まれ
ポーランド出身の物理学者・化学者。放射能研究の先駆者で、ポロニウムとラジウムを発見。女性初のノーベル賞受賞者であり、異なる分野で二度の受賞を果たした唯一の人物。
ポーランドのワルシャワに生まれ、幼い頃から学問への強い情熱を持っていた。当時のポーランドでは女性が大学に通うことが許されておらず、24歳の時にパリに渡りソルボンヌ大学で物理学を学び始める。
26歳で物理学の学位を首席で取得し、28歳でピエール・キュリーと結婚。夫婦は共同で放射能の研究に打ち込み、31歳の時にポロニウムとラジウムという二つの新元素を発見する。この画期的な業績により、36歳でノーベル物理学賞を夫ピエール、アンリ・ベクレルとともに受賞。女性として初めてのノーベル賞受賞者となった。39歳の時、夫ピエールが馬車事故で急逝するという悲劇に見舞われるが、その後もソルボンヌ大学初の女性教授として研究と教育を続けた。
44歳でノーベル化学賞を受賞。異なる分野で二度のノーベル賞を受賞した人物は、歴史上マリー・キュリーただ一人である。この受賞はラジウムの単離と性質の研究が評価されたものであった。第一次世界大戦中は移動式X線装置を開発し、前線の負傷兵の治療に貢献した。科学の応用で人命を救うという信念を実践した行動であった。66歳で長年の放射線被曝による再生不良性貧血のため死去。放射能研究の先駆者として、また女性科学者の道を切り拓いたパイオニアとして、マリー・キュリーの功績は計り知れない。