中谷美紀の年表

Miki Nakatani|アーティスト・作家|1976年生まれ

『嫌われ松子の一生』などで知られる実力派女優。坂本龍一プロデュースの楽曲で歌手としても成功した。

中谷美紀の人生紹介

アイドルから実力派女優へ

1976年、東京都に生まれる。1991年にテレビ番組の企画から生まれたユニットでCDデビューし、アイドルグループの一員として活動した。1993年のドラマ『ひとつ屋根の下』で女優デビューを果たすと、多くのドラマや映画、CM出演で知られるようになる。1996年には坂本龍一プロデュースの「MIND CIRCUS」で歌手活動を再開し、翌年「中谷美紀 with 坂本龍一」名義で発売した「砂の果実」はオリコン上位に入る33万枚のヒットとなった。1998年からのホラー映画『リング』シリーズや、1999年の初主演ドラマ『ケイゾク』で注目を集め、女優としての評価を高めていった。

役に没入する演技

2005年には映画『電車男』でヒロインのエルメスを演じ、ロングヒットに貢献。翌2006年の主演映画『嫌われ松子の一生』では、転落していく女性の生涯を体当たりで演じ、第30回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の映画賞を総なめにした。2011年には舞台『猟銃』で初舞台にして一人三役に挑み、台詞の明晰さが高く評価され、紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。2014年の大河ドラマ『軍師官兵衛』ではヒロイン・黒田光を10代から演じ分けた。『anan』でのエッセイ連載や『インド旅行記』など、文筆家としての顔も持つ。

日本の美を体現する女優

正統派の和風美人と評され、着物姿の凛とした美しさや達筆でも知られる。英語とフランス語を流暢に話し、22歳から8年間はパリに部屋を借りて二拠点生活を送るなど国際的な感覚を併せ持つ。2018年にはウィーンの楽団でビオラを務めるドイツ人奏者ティロ・フェヒナーと国際結婚し、オーストリアでの田舎暮らしを楽しみながら、夫婦別姓を貫いて日本人としてのアイデンティティを大切にしている。映画・舞台・ドラマを横断し、役に深く没入する女優として独自の道を歩み続けている。

『壬生義士伝』『利休にたずねよ』『阪急電車』などでも日本アカデミー賞の各賞に名を連ね、2013年には舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』で読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。映画・舞台の両方で最高位の評価を受ける数少ない女優の一人である。血糖調節の持病から糖質制限を続けるなど自己管理も徹底し、海外生活のなかでドイツ語を学び、40歳で運転免許を取得するなど、つねに新しい挑戦を重ねてきた。凛とした佇まいと知性、そして役への徹底した没入が、中谷美紀という女優の揺るぎない魅力を形づくっている。

ホラー、時代劇、恋愛もの、歴史大河と幅広いジャンルで印象的な役を演じ、歌手としても坂本龍一との作品で確かな成果を残した。『ケイゾク』の柴田純のような一筋縄ではいかない人物から、気品ある女性像まで自在に演じ分ける表現の幅は、国内外で高く評価されている。女優業のかたわら随筆や旅行記も手がけ、言葉への感性の鋭さも示してきた。アイドルから出発しながら、たゆまぬ努力と探究心で実力派の地位を築いた、多才で芯の強い表現者である。

中谷美紀は何歳のとき何をした?

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