松たか子の年表

Takako Matsu|アーティスト・作家|1977年生まれ

歌舞伎の名門に生まれ、映像・舞台・歌・声優と幅広く活躍する実力派の女優・歌手。

松たか子の人生紹介

歌舞伎の家に生まれて

松たか子は1977年、東京都に生まれた。父は二代目松本白鸚、兄は十代目松本幸四郎という歌舞伎の名門に育ち、白百合学園から芸能活動のため堀越高等学校へ転校、亜細亜大学は中退している。家族が「松本」姓を名乗るなか「松」だけが異なるのは、祖母にあたる松正子が率いた「松派」に由来する。1993年、16歳のときに歌舞伎座の『人情噺文七元結』で初舞台を踏み、翌1994年にはNHK大河ドラマ『花の乱』でテレビドラマに初出演、1995年のドラマ『藏』で主演を務め、1996年の月9ドラマ『ロングバケーション』にも出演して映像の世界でキャリアを重ねていった。

声優としても『アナと雪の女王』以降ディズニー作品に欠かせない存在となり、映画『ブレイブ・ストーリー』での主演を皮切りに幅広く活躍。2021年の主演ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』では主題歌にも参加するなど、女優・歌手・声優の三つの顔を自在に行き来している。デビュー当初から音楽プロデューサーに「純粋な音楽家になれる素質がある」と評された歌唱力が、その活動を支えている。

女優と歌手の両立

1996年には19歳で史上最年少のNHK紅白歌合戦紅組司会に抜擢され、翌1997年には歌手としてもデビュー。「明日、春が来たら」をはじめとする楽曲を発表し、女優業と並行して全国ツアーも重ねた。舞台では蜷川幸雄演出『ハムレット』で外部の舞台を初めて経験し、野田秀樹や串田和美の作品で主役に抜擢されるほか、1999年には新橋演舞場史上最年少となる21歳で座長を務めた。映画でも2004年の『隠し剣 鬼の爪』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受けるなど評価を高め、2010年の主演映画『告白』は大ヒットを記録。2006年には映画『ブレイブ・ストーリー』で声優デビューも果たしている。

国境を越えて

2007年に音楽プロデューサーの佐橋佳幸と結婚し、2011年には長年所属したパパドゥを離れ個人事務所スイングバイを設立して独立した。2014年にはディズニー映画『アナと雪の女王』で主人公エルサの声を担当し、劇中歌「レット・イット・ゴー」の歌唱でも大きな反響を呼んだ。2020年には第92回アカデミー賞授賞式で各国のエルサ役声優とともに「イントゥ・ジ・アンノウン」を歌い、日本人として初めて同舞台に立った。2017年の主演ドラマ『カルテット』でも高い評価を受け、2026年度後期には『ブラッサム』でNHK連続テレビ小説に初出演する予定である。

白百合学園時代の同級生に宝塚出身者、堀越高校時代の同級生に浜崎あゆみがいる。『ラ・マンチャの男』『モーツァルト!』などの東宝ミュージカルでもヒロインを務め、幅広い舞台で高い評価を得た。長年務める山崎製パンのCMでは撮影現場に大量のパンを差し入れる光景が「パン祭り」として知られ、大の松田聖子ファンでもある。

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