Yo Oizumi|アーティスト・作家|1973年生まれ
北海道のローカル番組から全国区となり、俳優・タレント・歌手と多彩に活躍する日本のエンターテイナー。
1973年、北海道江別市に生まれ、札幌市で育つ。北海学園大学経済学部在学中、演劇研究会で森崎博之・安田顕・戸次重幸・音尾琢真と出会い、1996年に演劇ユニット「TEAM-NACS」を結成した。1995年には北海道テレビ(HTB)の深夜番組に出演して芸能活動を開始。1996年にスタートした『水曜どうでしょう』で、鈴井貴之やディレクターらと過酷な旅を行う内容が人気を博し、深夜番組ながら高視聴率を獲得した。全国への番組販売や『パパパパパフィー』への出演もあって全国区となる。大学時代は教員免許も取得しており、当初テレビ出演は「思い出作り」と公言していた。将来への不安から自ら番組制作を学ぼうとHTBのディレクター研修を志願したこともある。声優としても『千と千尋の神隠し』などスタジオジブリ作品やゲーム『レイトン教授シリーズ』に参加している。
2004年、TEAM NACSの東京公演を機に本格的に上京。アミューズと業務提携し、2005年の『救命病棟24時』で全国ネットの連続ドラマに初出演した。以後『ハケンの品格』などで注目を集め、2009年の『赤鼻のセンセイ』で連ドラ初主演を飾る。2011年の主演映画『探偵はBARにいる』で翌年の日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。同賞は『駆込み女と駆出し男』『探偵はBARにいる3』『月の満ち欠け』でも重ね、演技力が高く評価されている。2015年の朝ドラ『まれ』、2016年の大河『真田丸』にも出演した。
2010年の大河ドラマ『龍馬伝』で大河初出演を果たし、2022年の『鎌倉殿の13人』では源頼朝を演じて物語前半の要を担った。NHK紅白歌合戦では3年連続で司会を務め、作詞を手がけた楽曲で歌手としても出場。歌の上手さにも定評があり、紅白では細川たかしと「北酒場」をデュエットした。エッセイ『大泉エッセイ』は累計約42万部を記録し、2014年には北海道特別「福」知事にも就任している。「自他共に認める面倒くさい性格」「雨男」「大の動物嫌い」といった愛されキャラでも親しまれ、三谷幸喜作品の常連俳優でもある。妻はドラマプロデューサーの中島久美子、実兄は函館市長の大泉潤である。
物事を長く続けることにこだわる性格で、TEAM NACSや北海道時代からのレギュラー番組を長寿化させてきた。声優や舞台の脚本・演出、作詞・作曲まで多彩に手がけ、福山雅治からは「エンタメ二刀流」「日本人俳優史上最先端のハイブリッド」と評されている。学生時代に三谷幸喜の劇団の舞台をテレビで観て演劇の面白さを知ったことが原点であり、憧れの三谷作品に数多く出演する常連俳優となった。趣味は料理で、好きな食べ物はスープカレー。「スープカレーを全国に広めたのは自分」と語るほどで、関連商品のプロデュースも手がけている。