Kazunari Ninomiya|アーティスト・作家|1983年生まれ
アイドルグループ嵐のメンバーとして活動し、俳優としても日本アカデミー賞やハリウッド作品で高く評価されたタレント。
1983年、東京都葛飾区に生まれる。両親はともに調理師の家庭で育ち、1996年にジャニーズ事務所へ入所した。1999年、5人組アイドルグループ「嵐」のメンバーとしてデビューし、歌やコンサート、バラエティで人気を集める。愛称は「ニノ」。歌やグループ活動と並行して早くから演技への評価が高く、2003年には蜷川幸雄監督の映画『青の炎』で単独主演を果たし、監督から「繊細ないい演技ができるようになった」と称賛された。
2006年、クリント・イーストウッド監督のハリウッド映画『硫黄島からの手紙』に出演し、一兵卒の青年を演じて世界的な注目を集めた。ロサンゼルス・タイムズ紙が特集を組み、CNNが「まだ世界的に名前が知られていないが演技力のある日本の俳優」に選ぶなど、国際的な評価を得る。その後も『流星の絆』『フリーター、家を買う。』などで数々のドラマ賞を受賞し、2016年には映画『母と暮せば』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。2019年、2021年にも同賞の優秀主演・助演男優賞に名を連ね、アイドルでありながら確かな演技力を備えた俳優としての地位を確立した。
2019年に一般女性との結婚を発表し、嵐のメンバーで初の既婚者となる。翌2021年には第一子が誕生し、初の父親にもなった。同年開設した自身のYouTubeチャンネルは、わずか21日で登録者200万人を突破するなど、新しい分野でも存在感を示した。2023年に事務所を退所して独立し、個人事務所を設立。2026年に嵐が活動を終えたのちはソロタレントとして活動している。アイドル、俳優、YouTuberと活躍の場を広げながら、幅広い世代に親しまれる表現者であり続けている。
2006年には声優として映画『鉄コン筋クリート』に主演し、2015年の『暗殺教室』でも殺せんせーを演じるなど、声の表現にも挑んできた。『プラチナデータ』『ラストレシピ』『TANG タング』など主演映画も多く、繊細な芝居と自然体の存在感を武器に役の幅を広げている。無類のゲーム好きという素顔や、飾らない人柄も親しまれる理由の一つ。クリント・イーストウッド監督作への出演は、日本の若手俳優として大きな意味を持つ出来事だった。結婚や子の誕生といった人生の節目をファンと分かち合い、YouTubeでは気の置けない仲間との素顔も見せてきた。グループの中心メンバーとして歌やコンサートで時代を築きつつ、俳優として国内外で高い評価を得たその歩みは、アイドルの枠を大きく越えるものである。アイドルとして培った華と、俳優としての確かな演技力を併せ持ち、国内外で評価される数少ない表現者として、新たな活動の場でも輝きを放ち続けている。歌・演技・バラエティ・YouTubeと活動は多岐にわたり、どの分野でも一流の仕事をこなす器用さと集中力を持つ。今後の歩みからも目が離せない、同世代を代表する表現者の一人である。